大腸がん

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大腸がんとは

大腸がんとは、大腸粘膜から発生する悪性腫瘍です。大きくなるにつれ、粘膜下層、筋層と深部に浸潤していき、リンパ性や血行性に転移することで、リンパ節転移や遠隔転移を起こします。
大腸がんは、良性のポリープである腺腫ががんとなるケース、正常粘膜が発がんの刺激を受けることによってがんが発生するケースの2つが考えられています。また、一部の疾患によっては、親から子へ大腸がんが遺伝するものもあります。大腸がんは、男女ともに増加傾向となっています。

症状

大腸がんは、早期の段階では症状がないことが多いですが、進行すると便に血が混じる(血便)、下血、便秘、下痢、便が細くなる、貧血、腹痛、腹部膨満感、倦怠感、体重減少などの症状が見られます。

原因

大腸がんになる原因は、脂肪や肉類の摂りすぎ、飲酒や喫煙、肥満などであると言われています。また、一部の疾患によっては遺伝するものもあるため、注意が必要です。

検査

便潜血検査

便潜血検査は、便に血が混じっているかどうかを調べる検査で、簡易な検査であり、大腸がん検診などで行われている検査です。

大腸内視鏡検査
大腸内視鏡検査

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)は、大腸の中を直接カメラで観察する方法で、直腸から盲腸まで細かく観察することができます。また、大腸ポリープがあれば検査中に切除することもできます。さらに、疑わしい病変を見つけた場合には生検(組織の一部をとって調べる検査)を行うことができるため、より正確な診断が可能となります。

当院では、すべての内視鏡に特殊光(NBI)がついており、微小な病変や微細な変化なども見つけやすくなります。当院では、微小な病変や微細な変化、大腸ヒダの裏に隠れた見つけにくい病変の発見などを含め、詳細な観察を心がけています。また、体の負担を軽減した挿入方法や内視鏡スコープを導入しているため、安心して検査を受けていただけます。

治療

早期の大腸がんである場合には、内視鏡によって切除することが可能です。ただし、一部では外科的手術が必要となる場合もあります。なお、進行したがんの場合は、外科的手術や化学療法(抗がん剤による治療)を行うことになります。